気付きのキッカケを見過ごさないようにしましょう
本当は「誰々向け」といったカテゴライズはないのですが、もしご自身で「私ってメンヘラだから」と考えられているのでしたら、多少記事を見つけやすくなるかもしれないので、このようなタイトルにさせてもらいました。
例え「メンヘラ」と呼ばれる人ではなくても、気分が急に落ちてしまうことは、あると思います。
そんな時にどういった対処をすれば良いのか。
そもそも「対処する気にもなれない」と考えられているかもしれませんが、それは気付きのキッカケを見過ごすだけの、もったいないことかもしれません。
何に対して「もったいないか?」ですが、もちろん、あなたが《幸せ》で在ることに対してです。
是非最後までご覧くださいませ。

2つの関連付けを外してしまいましょう
何故、気分が落ちると辛くなってしまうのでしょうか。
次の二点から見てみましょう。
1つ目
そもそも気分というのは、勝手に落ちるものです。
何処かでそれを「いけないこと、ダメなこと」と捉えると、急に辛くなります。
これは無意識にもそうです。
気分が上がれば良い/気分が落ちればダメ、という認識があるのです。
海の波は、寄せたり/返したりを繰り返します。
同じように、気分というのは、勝手に上がったり/落ちたりします。
それを「良いこと/悪いこと」と関連付けたり、また、コントロールしようとしたりすると、途端にそれが辛さと直結します。
ですので、まずは「気分が落ちる」と「ダメ・悪い」の関連付けを外してください。
これまであなたは「それは外せるものだ」という認識すらなかったかもしれません。
それに気が付いただけでも、外れたようなものです。
今まで壁だと思っていたところに、扉が見つかったのですから。
「ここって開くことが出来るんだ!」という発見です。
2つ目
ついでにもう一つ関連付けを外してしまいましょう。
それは「あなた」と「気分」です。
これまであなたは、あなたの気分を、あなたのものとして採用し続けていました。
気分が良くなれば、あなたも良い。
気分が悪くなれば、あなたも悪い。
当たり前のように思わるかもしれませんが、その「当たり前」に扉の鍵が隠されています。
例え気分が悪くても『私は気分』ではなく「私の気分」ですよね?
気分は単に持っているものと一緒です。
『私はバッグ』ではなく「私のバッグ」ですよね?
なので、あなたが同化していなければ、それは簡単に手放すことが可能です。
難しく考えてしまいそうでしょうが、難しく考えてしまうことだって、手放して良いんです。
〈考え〉も同様に、あなたではありません。

ついでにもう1つ外しましょう
あなたはいつでも何かを得ようとしています。
あるいは何かを捨てようとしています。
それによって《幸せ》なれたり、なれなかったりすると考えている為です。
あなたは《幸せ》と条件を、強固に関連付けています。
「これをしたら幸せになれる(かもしれない)」
「あれをしたら幸せにはなれない(かもしれない)」
そんな風に、条件によって、幸せになったり/なれなかったりを予想しています。
この関連付けも外してしまいましょう。
つまり、そもそも関連付けには何の意味も無いと気が付くことです。
『これをしても幸せになっても良い』
『あれをしなくても幸せになっても良い』
こうすれば、あなたは無条件で《幸せ》です。
《幸せ》とはなるものではなく、在ることなんです。
Do ではなく Be です。
では、メンヘラとはどういった状態なんでしょうか?
こういった関連付けの数が多すぎたり、強すぎたりすると、その傾向になります。
何かと何かを繋ぎ合わせることがやめられない状態です。
かつ、その関連付けをしていることに、気付くことが難しい。
多くは、何かしらの〈罪悪感〉によって、隠されています。
〈罪悪感〉の保持によって、気が付くことが難しいと、それもまた関連付けている為です。
あくまで例えです
今日は出掛けなくちゃいけない→外を見たら雨が降っているのに気が付いた→だから傘を差さなくちゃいけない→傘が見つからない→このまま外に出てると濡れてしまう→だから今日は出掛けられない……
一見普通の流れに見えますが、これもまた関連付けによって行われています。
逆に考えてみましょう。
関連付けしない場合はどうなるか。
今日は出掛けなくちゃいけない→出掛ける
で完了です。
「じゃ雨は?」
あなたが外に出るタイミングで止みました。
雨が降ってるから出掛けられないではなく、出掛けるから雨が止むのです。
そこには信頼が必要ですが……その信頼すること自体を、あなたがこれまで作ってきた「関連付けコレクション」によって難しくさせています。
コレクションが多いと、雨が降り止むまでに、少しタイムラグがあるように見えます。
「ほら、やっぱり雨は止まない!」と、また部屋に戻ってしまう。
思い切って信頼して飛び出すか、それでも時間がかかるなら、多少濡れたって、途中で傘を買ったって良いし、たまたま傘が落ちているかもしれません。
先に述べた通り、この天気の話はあくまで例えですが、あなたが関連付けを止められず、気分が落ちる度に、同じようにあなたも落ちてしまうのは、これが繰り返されているからです。
《幸せ》と何かを関連付けさせないでください。
それは『関連付けしてたとしても、幸せで在ってOK』という、大胆な認識にシフトすることです。

思い出そう
- 気分が落ちるのは気付きのキッカケだと捉える
- 気分と何かを関連付けするのはやめる
- 何があっても/なくても、あなたは幸せで在ってOK